冬にお肌が乾燥する女性は外気の寒さと乾燥だけが原因なのでしょうか?
実は意外な原因が潜んでいます。
女性は男性と違い、子宮という大事な内臓器官を下半身に持っています。
子宮や内臓中心に血液が十分行き渡っていればいいのですが、男性と同じように腕力や頭脳をせっせと使っていると頭に血が昇り下半身はお留守になりがち。
交感神経が優位になり血管が収縮し血流は悪化し、心臓が余分に働きます。
暖かい血液は頭部や下半身~皮ふに集中。
皮ふ表面に血液が集まると手は暖かくなります。
ところが下腹部などの血流は低下し、停滞することになり女性機能が不安定になります。
停滞する血液は粘稠度を増し炎症を起こしやすくなります。
気分がイライラする、怒りっぽくなる、生理不順、不妊症にも関与します。
そして手は暖かいを通り過ぎ熱っぽくなり、水分は皮膚から過度に蒸発することになり、これが手の荒れや潤いのない肌や乾燥につながります。
昔から「手の冷たい女性は心の温かい女性」だと…歌舞伎の女形は舞台に出る前に氷に手を置いて冷たくすると言います。
手の冷たい女性は下半身や内臓により多く血液が行き渡っている…すなわち女性らしい女性ということになります。
手が暖かくて荒れている方、皮ふだけでなく生活や体内のケアも大切に。