2012年6月に始まり、昨年『非常事態宣言』が出される程、流行がみられた「風疹」が発症しやすいのが初春から夏の終わりと言われています。
風疹は飛沫や接触で感染し、2~3週間の潜伏期間があり、発熱や発疹、耳の後ろのリンパ節の腫れなどが現れます。
これといった治療法はなく、ワクチンによる予防接種が最も重要です。
今は1歳と5~7歳時の2回にそれぞれが医療機関を受診し接種する個別接種となっていますが、当初は中学生女子のみの集団接種でした。
男子の接種が可能になったり、対象年齢の変更があった為、接種率が低迷した時期があります。
1979年生まれの男性、1979~1987年生まれの男女がその時期だと言われています。
昨年の流行では、この年代を含む成人で拡大しました。
そしてもう一つ。
妊娠初期に感染してしまうと、生まれてくる子供に先天性風疹症候群と呼ばれる目の異常(白内障など)や聴力の障害、心臓の障害が現れる確率が高くなってしまうのです。
風疹にかかったかどうか、風疹のワクチンを接種したかどうかなどわからない人は病院に相談して下さい。
そして、感染しないように日頃から手洗い、うがい、マスクの着用などを心がけ下さい。