【フレイル】…私自身、薬局に置いてある冊子で、はじめて目にする言葉でした。
老化を研究する専門家の学会が2014年に提唱した概念で、あまり一般的には知られていませんが、介護予防のキーワードとして注目を集めています。
フレイル】とは、“健康と要介護の間の状態”で、一般的な老化(老衰や虚弱)とは意味が異なり、運動や栄養などによって、『健康状態に戻ることができる状態』のことです。(図1)
つまり、予防することで、日頃の生活にサポートが必要な要介護状態に進まずにすむ可能性がある!ということです!!
特徴は、
筋肉の量が少なくなって起きる【身体的な衰え】だけでなく、認知機能が低下したり心が沈んだりする【認知・心理的な衰え】、人とのつながりが減って閉じこもったりする【社会性の衰え】など多面性があり、それぞれが重なり合い影響しあっているということです。
ですので、予防として、
①「栄養」…十分なエネルギー量とたんぱく質をとり、バランスのよい食事を心がけ、
②「運動」…筋肉を維持する適度な運動や、転倒予防のためのバランス運動を習慣にする、
③「社会参加」…外出や人と接する機会を増やすことで、心身の健康に大きな役割を果たします。
生涯、笑顔でいるためには、やはり、食べて、動けて、いろいろな楽しみを味わえることが大切。家族や地域のみんなと一緒に、健康を目指して頑張っていけるような環境が築けますように。。。
これからは、夏本番!
暑くなり、つい、できる理由より、できない理由を探してしまう日々になりますが、今、できる事は何か?少し探してみませんか?